以心伝心に疑問

その日あたしは、どちらかというと体調があまりよくなくて、brbrそれでもとてつもなく大切な日だったから、東京駅でタクシーに乗った。brbrなんとなく近くのホテルだろうなとは思ったけども、brbr正確な場所がわからないから(ネットで地図は印刷してたけども)、brbrそういうときにはタクシーを愛用しちゃいます。brbrもちろん1〜2メーターだから迷惑かもしれないけど、brbrこれはしょうがない。私はそれを利用者の我がままだとは思わないです。brbrbrあたしbr「すいません、たぶんこの近くだと思うんですけど、XXXホテルまでお願いできますでしょうか?br地理感覚がなくて、近場でほんと申し訳ないんですけども、ちょっと急ぎなので・・・」brbrbrドライバーさんbr「あ〜〜、XXXホテルでしたら、ほら、あそこですよ。歩いてもほとんど7〜8分でつくはずです。br歩いたほうが早いんじゃないかなぁ・・・。いや、なにしろ混んでいるから・・・。」brbrbrあたしbr「そうなのですか〜。申し訳ないのですけど、急ぎでよろしくお願いします。」brbrbrbrあたしは、”言わないでも伝わること”っていうのは、すごく曖昧でうさんくさいと思ってる。brbr10代の頃からそうだったし、今でも何も変わらずにそう思ってる。brbr親族とか、カップルみたいに、ほんとに10年、20年をともに生きるような環境なら、brbr以心伝心みたいのもあるのかなと思うけども、はじめて会った人に、brbr”言わないでもわかるでしょ!”っていうのは、私は好きじゃないし、曖昧だと思う。brbrbrもちろん、ライブでの熱狂とか、絵画を前にしたときの圧倒的な感動とかは、brbr言わないでも伝わるほどの強烈なものだと思う。だけど、そうじゃないものが多すぎる。brbrbr翻訳のお仕事で、訳しにくい表現のNO1が私には「以心伝心」です。brbr共有する文化背景とか生活範囲がかなり一致していないと、これは機能しないと思う。brbr例えばハワイとかはともかく、東海岸とか台湾を訪れたら、「以心伝心」では何一つ解決しないと実体験上では思います。まだ筆談のがマシだと思う。brbrbrタクシーさんについては、結構頻繁に利用するので、brbr地元から移動するときにはいつも同じ人を指名させていただいてます。brbr私はそういうときのお客さんが偉いだなんて”天地逆になっても思わない”し、brbrそんなことほんとに考えたこともない。偉いとかそんなことはどうでもよすぎる。brbrbrただ、乗車拒否ができなくなったからといって、brbrとりあえずは乗せてから、歩いたほうが近いですよ、というのをbrbrかなり強めに押してくるのは私はおかしいと思う。brbrbrいつもお世話になっているドライバーの方には、brbr「実をいうと、やっぱり長距離のが儲かるんですよね〜。こんなことはbrbrお客さんに言っちゃいけないのだろうけど、実際にはそう思うんです。」brbrと聞いたとき、すごく爽快でわかりやすくていいなと思った。brbrbrそんなこと、言わないとわからないもん。brbrbr私はそれでも東京で長いこと暮らしているから、brbr以心伝心っていうのがそれなりには見えると思う。brbrでも、外国の友人が増えるにつれて、戸惑ってます・・・・。brbr”言わないと、基本的には伝わらない”brbrと思い、この日記に刻もうと思います。br

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