先日、ちょっと遅れて初詣にいってきました。場所は迷うこと無く、新宿・歌舞伎町の花園神社。祭伸はコノハナサクヤ(ヒメ)さんで、あたしと友人の大好きな神。
歌舞伎町の入り口へ入ると、そこには9.11後のワールドトレードセンター崩壊を思い出さずにいられないほどに、文化が破壊されていた。そのときはなんとか気持ちを落ち着けてはいたけども、あんなにも愛した歌舞伎町の入り口が、あれほどまでに無惨に、味気ない、くだらないものになっていたとは、憤怒と積怨と寂寥感しか感じられない><
新宿がいろいろと文化的に破壊されているのはここ5年くらい特に感じてはいたけども、昨夜ほど、それを体感したことはない。
一緒にいた友人はアメリカの人で、それでも歌舞伎町にはかつて、年に100回は来ていたんだけども
「ずいぶんとつまらない街になってしまったなぁ。これじゃあ、錦糸町や銀座で全部間に合ってしまう。流行のものなら渋谷・青山・六本木だろうし、新宿という街の意味が何も無い。ほんとにこの国はもったいないことをする」
という趣旨のことを言っていたけども、同感です。
あたしにとって、もう新宿は訪れる価値さえもほとんど無いように思った。ただ唯一の救いは、旧コマ劇の裏を通り越せば、そこにはラブホ街が依然として立ち並び、どのラブホも悠久の歴史に満ちあふれている。少し奥へ入れば、ホスクラ、キャバクラ、ニューハーフクラ、ヘルス、風俗、などの文化の結晶はいまだに輝いている。
今江戸にはいろいろな都市があるけども、どこもたいして記憶にとどめるほどには思えない。それが、無念です。
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写真はかなりいっぱいパシャパシャしたので、少しずつあげてゆきますー。なお、来月からしばらく台湾に滞在してきます。
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