*脚色はない。
流されるわけにはいかない恋。あたしには連れがいるし、彼女も結婚している。
だけど、恋心は止められない。何かするわけじゃない。そういうんじゃないけどさ。
昔から知っていた彼女に出会ったのは、2年くらい前で、ほんと偶然に隣町に住んでいた。br17才のときに見た彼女は太陽の女神みたいに輝いていて、近くにいるだけでも吹き飛ばされそうなくらいにエネルギーに満ち溢れていた。
それから、月日は長く長く、経っていった。彼女を忘れたことはない。brだから一度だけ会った。深い意味はなくて、ほんとにひさしぶりだね〜って。brディナーして、ちょっとしたプレゼントもらったりして。
帰りのタクシーで彼女に寄り添った。brほんのりと暖かくて、やわらかくて、人のぬくもりを感じた。
連れのことは愛しているから、裏切ることはしない。brでも彼女への恋もまた、忘れることなんてできない。
彼女にはベルガモとピンクの百合を渡したい・・・。思いっきり濃密な時間を過ごすんだ。そのために人は生きている。
この恋には流されるわけにはいかない。そんな気力も体力もないけれど、brたとえ死のうと逢いにゆく。
コメント